シンプルにいこう


バイトを辞めて一か月間、将来の経済的自立を先取りで味わった。資産がないという現実をいったん置いておいて、それでも自由のエネルギー状態に入れるのかどうか。結果から言えば、難しかった。時間的な自由に満足感はあるのだが、やはり俺にとってお金は大きかった。頭のどこかで月末の出金がいくら、クレジットがいくらと自由のエネルギーとは程遠い焦りのエネルギー状態に入っていた。

ただ収穫もあった。お金は本当に大きな存在なのだという気付きはトレーダーとしての俺を一歩前進させてくれた。儲けたい、損をしたくない、という当たり前の感情が俺の選択に無意識的にでも強い影響力を持っているのだ。マーケットは俺の感情や資産状況など関係なく動く。儲けるためにやるトレードだが、儲けることに飲まれてはならない。入るべき時に入って、出るべき時に出る。いたってシンプルだ。自分の選択に不要な要素を導入しない。トレードに限らず、あらゆる選択においてもパフォーマンスを上げるために必要なことだ。当たり前すぎて逆に意識できていなかった。

バイトをいったん辞めてみたらという脳の囁きは、シンプルにいこうというあまりにシンプルな気付きに着地した。俺は俺自身に導かれている。またバイト生活に入るが、これで最後のバイトになるだろう。ありがとう。

資産20万 負債250万 将棋倶楽部24レート2100


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